日本では非居住者になると、基本的に銀行口座は維持できなくなる(解約させられる)。
もちろん海外赴任などの理由があれば、代理人に依頼や追加サービスに申し込むことで維持はできる。
ただし、個人事業主のフリーランサーなど、自身の理由で行く人に対しては、解約一択だと思う。何かしらで維持はできても誰かに頼ったりしなければならず、アンコントローラブルで大変。
自分が持っている法人で命令したていにすることも可能だけど、法人はたたむ予定だったので断念。
そこで、話に上がるのはSMBC信託銀行プレスティアと、ソニー銀行だ。
この二つの銀行は非居住者に対しても口座を無料で維持させてくれる。いくつか制限はあるが許容範囲内だ。
私の利用用途を考えた結果、SMBC信託銀行プレスティアの口座を開設することにした。
注目したのは、「海外決済手数料が無料になる」かもしれない、という点だ。
通常、クレジットカードは海外決済手数料がおよそ3.20%取られる。すごく高い。
これをなくすための手段としてたどり着いたのが、デビットカード「GLOBAL PASS」を用いて決済することで海外決済手数料を無料にする方針である。
厳密には、SMBC信託銀行の円口座を事前に外貨に変えておき、それを「GLOBAL PASS」で決済することで、海外決済手数料が無料になる、ということだ。すでにある現地通過で決済すれば、手数料かからないよね、という話。
課題になるのは「為替手数料」だ。円から外貨にかえるときはどうしても為替手数料が発生する。
ここでは、SMBC信託銀行プレスティアの為替手数料を無料にするための手段をまとめていく。
為替手数料とは
為替手数料とは、円をユーロや別の外貨に交換する時に金融機関に支払う手数料のことだ。購入時、売却時にそれぞれかかるのが通常である。
金融機関によっては、窓口で交換するのか、ネット上で交換するのかでも為替手数料が変わってきたりする。
SMBC信託銀行プレスティアの為替手数料は1通貨あたり1円だ。(窓口は3円)
ただし、口座にはステータスが存在しており、たくさん預金している人は購入時の為替手数料が50%OFFになる特典がある。
世は金だと感じるステータスだ。
これに限らず、基本的には為替手数料は発生する認識を持っておこう。
さて次はどうやって、この為替手数料を無料にするのか書いていく。
オーダーウォッチ
指値外貨取引(オーダーウォッチ)と呼ばれており、外国為替市場で「この為替レートで取引したい!」というタイミングを設定し、その為替レートになった時に自動的に変えてくれる手段だ。
これはとても便利で、自分がこのタイミングが良さそうをを設定し、あとは自動で交換してくれるだけだ。
デメリットは、50万円相当額以上からしか使用することができないことだ。
個人的には毎月の生活費用数万円程度を好きな時に変えられると良かったのだが、そうはいかなかった。
とはいえ、先を見越して為替手数料を無料にできるのは大きいのでとても良い手段に思う。
オーダーウォッチをするためには、普通預金口座の円から、マルチマネー普通預金口座の円へ資金移動しておく必要がある。(方法はこちら)
マルチマネー普通預金口座へ資金移動したのち、それを使ってマルチマネー口座外貨普通預金口座へ資金移動されることになる。
外貨積立サービス
これも為替手数料を無料にできる便利サービスだ。
1万から利用ができ、為替手数料がかからない。指定した日に自動的にその時の為替レートで変換してくれるのでドルコスト平均法みたいな活用の仕方ができる。
申し込みもWebからできるのでグッド!
1点、よくない点は、解約時だ。
外貨積立サービスの解約は、店頭 or 電話 or 郵送 のみとなっている。なぜWebがないんだ…。
また、金額や、積立日の変更も一度解約して再申し込みをしなければならないのでかなり手間だ。
これがなければ外貨積立サービスは最強だったと思う。
とはいえ、毎月の生活費分を為替手数料無料で交換できるようになるのは強みだと思う。
Summary
手間だなと感じる部分は多いが、他に類似サービスがないことと手間をかければ無料になるので、良いサービスだと思う。
海外に関わることは常に変わっていくので、最新の情報は公式サイトをご覧ください。