海外でクレジットカードを使うと表示される「DCC決済」とは?

海外で日本発行のクレジットカードを使うと、「EUR」「JPY」?といった形で、決済する通貨を選択できることがある。これはDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)という仕組みで便利なものなのだがかなり高い手数料を取られることになる。

ので先に結論。

目次

結論:支払い通貨は常に現地通貨を選ぶ

日本で発行したクレジットカードを海外で使うと、DCC(Dynamic Currency Conversion)の仕組みで日本円での決済が提示されることがあるけど、来訪してる国の現地通貨を選ぶのが断然おすすめです。

ポルトガルは今 171円/1€ だけど、DCC使うと 180円/1€ で決済される。
およそ5%上乗せされて決済されるのが通例です。
さらにクレジットカードによっては2~3%の海外事務手数料がかかる。

旅行で使うとはいえ、美味しいご飯を食べたり、おみあげを買っていたら、いい金額になるので、気にしてた方が良い。

DCC(Dynamic Currency Conversion)決済とは?

DCCとは “Dynamic Currency Conversion” の略。
ひとことで言うと、「海外での支払いを、その場で自国通貨(日本円)に換算して決済できるサービス」のことです。

例えば、アメリカのお店で100ドルの買い物をしたとします。
DCCを利用すると、レジの端末や店員さんがその場で「16,000円です」のように日本円の金額を提示してくれ、その金額で支払いが確定します。

一見するとわかりやすいですが、ここには5%程度のコンバージョン手数料がプラスされます。便利な機能ですが、知らずに損をすることになるので、お勧めできません。

現地通貨決済とDCC決済との選択が出た時は?

決済端末にクレジットカードをかざすと、「SELECT CURRENCY」が出ます。

罠なのは、上記画面で「2. EUR」通しても、もう一度確認してね、とDCCを推してきます。

1, 2 を押すと、決済が走ります。

「ACCEPT CONVERSION」を選択するとDCC決済となり、加盟店が定めたレートで日本円に換算された金額が円預金口座から引き落されることになります。

そのため、来訪している国の通貨で決済した方が得なので、ヨーロッパへきている時は、
2: EUR,
2) REJECT CONVERION
と押して決済していきましょう!

どうすればお得に海外の通貨で買い物ができるのか?

Wiseデビットカード

日本の銀行カードに比べて最大2倍お得に決済ができるのがWiseデビットカードです。

Wiseデビットカードは、Wiseのマルチカレンシー口座に連結しています。マルチカレンシー口座では、さまざまな外貨を1つのアカウントで同時に管理することができ、支払うことができる優れものです。

例えば、ハワイ旅行で1000ドルの買い物をするとします。
すでに米ドルをWiseアカウントに持っている場合は手数料無料、日本円から両替する場合は0.5%(約5ドル)の手数料のみで済みます。日本の銀行のカードは2%〜3%の手数料がかかることが一般的であるため、Wiseのカードはお得です。

WISEアカウントを新規作成される時は、送金手数料が一部無料になるクーポンもあるのでご利用ください。

もし海外の銀行へ送金するならこちらも参考になります。

SMBC信託銀行のGLOBAL PASSもおすすめ

SMS信託銀行に口座を持っている方は「GLOBAL PASS」もお勧めです。
SMS信託銀行なら日本円口座も持ちつつ、外貨口座も持つことができるデビット機能を備えた国際型キャッシュカードです。

外貨預金口座に預けてある外貨を、そのまま海外の通貨決済手段として使えるので使いやすいです。外貨預金口座から引き落とされるので、クレジットカードの海外決済手数料もかかりません。(日本円口座から落とす場合はかかる。)

また、SMBC信託銀行のGLOBAL PASSなら条件を満たせば為替手数料が無料になります。こちらの記事も見てみてください。

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この記事を書いた人

kenichiのアバター kenichi エンジニア・写真家 | Engineer and photographer

日本全国と海外を旅するノマドワーカー。5年間、技術営業として働いたのち独立。
現在は、フリーランスエンジニアとしてWebサイト制作やアプリケーション開発を行う。
趣味はふらっとどこかへ行くことと写真。
2024年11月にポルトガルへ移住🇵🇹

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