僕はポルトガルへデジタルノマドビザで移住をしました。大きな条件としては、日本の仕事をもちながら、ノマドワークできることでした。
デジタルノマドビザは、ヨーロッパでフリーランスとして移住を考える人にとって、「フリーランス向けビザ」や「デジタルノマドビザ」が有力な選択肢になります。それぞれの国によって条件が異なりますが、いずれもリモートワークや自営業、フリーランスに適しています。
デジタルノマド向けビザとは?
まず「デジタルノマド」は、IT技術を活用し、場所に縛られず(国内外を問わず)、「ノマド(遊牧民)」のように旅をしながら仕事をする人達のことです。
僕自身もエンジニアをしつつ、日本全国と海外を旅しながら仕事をしていました。
ヨーロッパを旅する時は日本人なら観光ビザで90日滞在することができます。それ以上、滞在したいときに申請する必要があるのが長期滞在ビザで、デジタルノマド向けにデジタルノマドビザがあります。
滞在できる最大期間、そして更新可否など国によって違うのでよく調べる必要があります。
EU永住権も取得できる!?
およそEU諸国では、5年継続して移住することで永住権も取得することが可能です。これも細かな条件は国ごとに違いますが、大きく現地国の言語を習得し、正しく納税していれば取得はできることが多い印象です。
せっかく海外に住むならEU永住権を得てどこの国でも住める選択肢を持てると豊かさが上がると思います。
フリーランスでも取得できる!?
結論、できます。
デジタルノマドビザのほとんどが、国外から収入を得ること、収入要件、無犯罪である、健康保険に加入する、などを満たしていればほとんどの国のビザを取得できます。
収入要件のハードルは、為替の影響も受けたり、国の経済状況に依存するので真っ先に確認したいポイントです。
単身者なのか、家族で移住するのかによっても変わってきます。
ポルトガルのデジタルノマドビザは、€3280 ですが、アイスランドは€7700だったりします(2倍…笑)
フリーランスにおすすめデジタルノマドビザ
ここではフリーランスでもヨーロッパに移住でき、極端な話、誰でも取得できる可能性がある2国を書いてます。
ポルトガル
長く居住権を取得することができ、そして将来的にEU永住権が取得できる、それがポルトガルのデジタルノマドビザの最大の魅力です。
物価もヨーロッパの中で安く、300日は晴れと言われるほど過ごしやすい国です。首都のリスボンはコンパクトにまとまっており、生活のしやすさ、人の優しさ、英語の通じやすさなどとても快適です。
取得要件
・EU以外の国籍保有者
・ポルトガルの最低月収の4倍の収入(€3280)程度
・リモートワークでポルトガル国外から収入を得ること
・有効なパスポート
・戸籍謄本
・無犯罪証明書
・銀行の残高証明
・自営業の証明
・ポルトガル国内の住所
・健康保険
などが入ってきます。細かくはアポスティーユするなど必要となります。
EU永住権まで更新できるようになるので他国とくらべると難しい点があります。
オランダ
オランダと日本は日蘭友好通商協定を結んでおり日本国籍者へ優遇措置をとっています。日本人で、無犯罪の人なら誰でも取得することが可能です。正直で寛容な人たちがいると聞いてるので将来住んでみたい国の一つです。
取得要件
・日本国籍者
・無犯罪証明書
・銀行の残高証明
・有効なパスポート
・戸籍謄本
Summary
実はどの国も起業家ビザのようなものがあります。僕自身はチェコに移住しようと思って調べてましたが、デジタルノマドビザは1年間滞在できるだけで、更新はできませんでした。その代わり、ビジネスビザがありそちらに切り替える必要があります。どのビザでもそうですが、ビジネスビザの申請のためにはGreate business planが必要です。僕の場合は、申請して通る角度が高いと考えて、デジタルノマドビザで移住をしました。
ポルトガルでも、オランダでも日本でやること、移住国でやることがあるのでそれぞれ行く前に整理していくのがおすすめです。
自分の家族、経済状況などを考えて、ベストなビザを選択するきっかけになれば幸いです。