ポルトガルでPDFの印刷がしたかった。
Webフォームから添付して送付するのだが、2MB制限があり、大きなファイルは送付できなかった。
Adobe Acrobat ProでPDFの圧縮を試したが、ほとんど小さくならなかった。。。
しかたなく、PDFの各ページを画像にして添付することにした。
MacのAutomatorアプリを使えば簡単にできるのでは?ということで、Macの標準機能Automatorを使って、PDFページを一括で画像化した。
Automatorとは
Automatorは、macOSに標準搭載されている自動化ツールです。プログラミングの知識がなくても、繰り返し行う作業を自動化することで作業時間を短縮できます。操作はドラッグ&ドロップで簡単に行え、用意されたアクションを組み合わせることでワークフローを作成します。
PDFファイルの全ページを一括で画像ファイルに変換する
Automatorを使えば数十ページあるPDFファイルを一括で画像化できます。
Automatorを起動する
「command+スペースキー」を押して、Spotlightが表示されます。
検索窓に「Automator」と入力します。エンターキーを押せば、アプリケーションが起動します。
ワークフローを作成する
ここでは「アクション」を選択し、右側の画面に設定することで、自動化できる仕組みです。
まずは「PDFページを画像としてレンダリング」アクションを右側のワークフローにドラッグします。

次に「Finder項目を移動」アクションを右側のワークフローにドラッグします。

下記のようなワークフローが出来上がります。
ここで変換したい画像フォーマットや、作成したファイルの保存先を設定できます。

設定が完了したら、メニューの「ファイル」から「保存」をクリックして自動化したアプリケーションを保存できます。
ここでは「PdfToJpeg.app」としました。
作成したワークフローを実行する
Finderを開き、作成したワークフローを表示します。

変換したいPDFファイルをこの「PdfToJpeg.app」へドラッグ&ドロップすると、指定したフォルダに画像化されたファイルが配置されます。